せつ菜「ふぅ、またお洋服を綺麗にしてしまいました！！」

ｺﾞｳﾝｺﾞｳﾝｺﾞｳﾝ!!!!!!!!!!!!!!

しずく「え？なんで部室に洗濯機が？」

歩夢「よかれとおもってランジュちゃんが設置したらしいよ」

しずく「なんでこんな高くていかにも高価そうな高級洗濯機を...。というか高級で多機能なのに防音性皆無なのなんなんですか？」

歩夢「それより幼稚園の頃の侑ちゃんが」

せつ菜「あれ！？他のみんなはまだ来てないんですね！！」

しずく「みなさんそれぞれ用事があるとかで遅れるそうです」

歩夢「らしいね。でね、幼稚園の頃に」

せつ菜「ってうわあああああああああぁぁぁ！！！！」

あゆしず「」ｷｰﾝ

せつ菜「ななな、なんですかこれはぁ！！！」

歩夢「うるさいよぉ...」

しずく「耳が...」

せつ菜「見てくださいよこれ！！墨汁で部室の壁にデカデカと落書きが！！！」



『幼馴染最強！！もはや夫婦！！ＬＯＶＥＬＯＶＥ』

しずく「なにやってるんですか歩夢さん....」

歩夢「ちょ...ちがうよ？わたしじゃないよ？」

せつ菜「でもこんなことするの歩夢さんしかいませんし...」

歩夢「しないよ！？わたしなんだと思われてるの！？」

しずく「じゃあ幼馴染は負け属性だと認めるんですね？」

歩夢「はぁ？幼馴染が最強で侑ちゃんと私はもはや夫婦でＬＯＶＥＬＯＶＥだよね」

せつ菜「しずくさん」

しずく「言質取れました」●REC

歩夢「やめてよ！！」

歩夢「本当に私じゃないよぉ！！」

しずく「侑先輩に誓いますか？」

歩夢「誓う誓う！！」

せつ菜「うぅむ、どうやら本当みたいですね」

しずく「でも、他にこんなこと書く人いなくないですか？」

せつ菜「かすみさんがイタズラで書いたとか」

歩夢「うーん、かすみちゃんは頭は弱いけどやっていいことと悪いことの分別はつくいい子だと思うな」

せつ菜「確かに。かすみさんは頭が弱いですが、こんなことしませんね。やるとしても紙に書いて張り出す程度ですよね」

ｶﾞﾁｬ!

かすみ「みんな〜 おまたせ〜 プリティーキュートなかすみんが来ましたよぉ〜」

しずく「あ、頭の弱いかすみさん」

かすみ「あ゛ぁ゛！？」

せつ菜「今はかすみさんの頭が弱いことはどうでもいいです！！それより落書きの件ですよ！！」

かすみ「お゛ぉん゛！？何がどうでもい...わ゛ぁ゛ーーーーーーー！」

かすみ「ななな、なんですかこれはぁ！」

しずく(せつ菜さんと全く同じリアクションだ...演技の参考にしよう)

かすみ「歩夢先輩！！いくら何でもこれはだめですよ！！」

歩夢「だから違うってばぁ！！」

せつ菜「順当ですよね」

歩夢「なんで？なんで私なの？私かすみちゃんに何か悪いことした？」ｽﾞｲｽﾞｲｽﾞｲ

かすみ「ちょ、その詰め方怖いですっごめんなさい、かすみんが悪かったです...」ｵﾄﾞｵﾄﾞ

しずく「よわ」

ｶﾞﾁｬ!

エマ「遅れてごめんねー！」(彼方を担いだ状態)

彼方「へへー」

せつ菜「エマさん！...どうして彼方さんを担いでいるんですか？」

エマ「部室に来る途中で引率してた果林ちゃんを見失っちゃって...そしたら彼方ちゃんが木陰で寝てたから代わりに拾ってきたの」

彼方「エマちゃんタクシー最高〜楽ちんだったよ〜」

かすみ「えぇ...」

しずく「それよりも見てください。この部室の惨状を」

エマ「ぇ...？ うわぁ...」(歩夢の方を見てドン引き)

彼方「おぉう...歩夢ちゃん、さすがにこれは重すぎるぜー...」

歩夢「もーーー！だーかーらっ！！違うよぉっ！！！というか似たようなことしてた彼方さんには言われたくないですけどっ！？」

せつ菜「というか、逆に歩夢さんには心当たり無いんですか？」

歩夢「え？ 心あたりも何も、侑ちゃんに決まってるでしょ？」

歩夢「侑ちゃんが私のことを好きすぎる気持ちを抑えきれずに形にしちゃったんだよ。参っちゃうよねぇ、愛されすぎててえへへ。あ、そういえば侑稚園の頃」

せつ菜「あ、そこ手の上げが早いです。スカーレットのレッのところで首元からこう」

しずく「こうですか？」

かすみ「あー、近くなった」

エマ「はい、彼方ちゃんあーん」

彼方「あー」

歩夢「何なの！？今日私に対するみんなの当たり強くないかな！？」ｱｳｪｰ!

ｶﾞﾁｬ!

ランジュ「遅れたわ！アイムソーリーカン・ナムグ！！」

しずく(また、変な言葉仕込まれてる)

せつ菜(【国際交流学科に変な言葉を仕込みた委員会】の仕業ですね。あとで厳罰を与えましょう)

かすみ「ランジュせんぱぁい！見てくださいよこれぇ！」

ランジュ「あ！気づいてくれたのね！ランジュからのプレゼント！！」

「「「え？」」」

エマ「ランジュちゃんがやったの？」(低音)

ランジュ「ラ！？ ひっ...よ、良かれと、思って...」(震え声)

ランジュ「幼馴染同盟会議で歩夢が侑の部屋の壁に『幼馴染最強！！もはや夫婦！！ＬＯＶＥＬＯＶＥ』
を写経するのが夢だって熱弁してたから」

エマ「うわ」

しずく「えぇ...」

かすみ「うげ...」

せつ菜「うわぁ...」

彼方「Zzz」

歩夢「」

ランジュ「こうすれば喜ぶんじゃないかと思って...ってラァ！！そいうえばあの会議は極秘だったわ！！！歩夢ごめんなさい！！！」

歩夢「ランジュちゃんのばかあぁぁ！！」

エマ「どうしてこんなことしたの？」

ランジュ「それはその...みんなと仲良くなりたくて/// まずはＡ・ＺＵ・ＮＡにそれぞれ好きそうなプレゼントをあげようと思ったのよ///」

せつ菜「はぁ...そうだったんですか。あ！だから高くていかにも高価そうな高級洗濯機を洗濯機を私に...」

ランジュ「えぇ。ちゃんと高性能だけど騒音が鳴るせつ菜が欲しがってたやつよ！」

せつ菜「それは本当にありがとうございます。嬉しくて夜な夜な学校に来ては回してます」

彼方(最近できた洗濯機の七不思議はせつ菜ちゃんだったのかぁ)

エマ「理由は分かったけど、みんなの部室の壁にこんなこと書いちゃだめだよね？ランジュちゃん？」

ランジュ「ラぁ...それは本当にごめんなさい」

歩夢「こんどから簀巻きの侑ちゃんにしてね」

エマ「歩夢ちゃんは黙って？」

しずく「あ、ぁのー...」

ランジュ「なぁに？」

しずく「その、へへ...Ａ・ＺＵ・ＮＡにってことは私にも何か...？」

ランジュ「もちろんよ！しずくにもプレゼントを贈ってあるわ！」

しずく「えぇ〜！どれですかぁ？」ﾜｸﾜｸ

彼方(お金持ちなのに意外と卑しいな？)

ランジュ「それ」

しずく「え？ あぁ...この座布団？私の椅子に置いたのランジュさんだったんですか」

ランジュ「えぇ！オフィス用骨盤座布団」

しずく「は？」

ランジュ「必要かと思って。しずくはケツがとにかくクソデカイのが悩みだって」

しずく「あ゛ぁ゛ッ！！？」

ランジュ「かすみが」

しずく「中須ァ゛！！あっ居ない！！！」

彼方「あっち、あっちに逃げたよー」

しずく「オフィーリアありがとう！！...待てやあああぁぁぁぁぁぁ！！！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ!!!

d ヮ ﾘ ...

ランジュ「...結局、ランジュのまごころこめたプレゼントは喜んでもらえたのかしら」

エマ「うーん...とりあえずランジュちゃんは私と一緒にコミュニケーションの勉強をしようね」

歩夢「あはは...」

せつ菜「あははははははは洗濯機」ｺﾞｩﾝｺﾞｩﾝｺﾞｩﾝ!!!!!!!!!!!


ｲ^^ﾅ川おわりです